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ワールドニュース 「戦いのとき」 ブリタニア暦366年8月3日
ザー女王陛下(Zhah the Gargoyle Queen)は、あれから何度も古文書を読み返しておられる。プルギロヌス殿(Prugyilonus the Advisor to the Qeen)がお声掛けしているというのに、陛下はそれに気付かれていない。それほど、あの古文書に集中しておられるということなのだろうか。
私には、そうは思えない。私の目には、陛下はどこか上の空で、まったく別のことを考えておられるように映る。陛下の視線は、古文書へ向けられている。しかし、視線の先は古文書を通り過ぎ、その先の冷たく光る石の床を捉えているように見えるのだ。
あの不気味な光を放つ床には、いったい何が映っているのであろうか。私も、同じように床を見つめてみたが、そこにはランタンの明りをわずかに返すことしかできない、粗末な鏡があるだけであった。
しかし、役目を放棄したあの鏡に何が映っているのか、私には分かるような気がする。
今まさにデファイラー(the Defiler)打倒の準備が整おうとしている。千年もの長い間、陛下は多くのものを犠牲にされ、このときに備えてこられた。いよいよ、リスタ様(Rhista the Gargoyle Princess)との再会を果たすときが来たのだ。
リスタ様の瞳に映るものは、いったいどのような顔をしているのだろうか。
誉島ムーンゲート近く ロイヤルガード調査官事務所前にて
私は、久しぶりにコンタクトが取れた仲間の一人と瑞穂の事務所で話をしていました。
彼は、今はチェサピークで任務中の調査官の一人。
デファイラー(the Defiler)打倒のときは来た。ついては、デファイラー討伐へ向かわれる
ザー女王陛下(Zhah the Gargoyle Queen)と共に行動する者を募集する。
との御触れを見て彼も駆けつけたのだ。
私は、テルマー、ロイヤルティ王宮 王座の間に来た。
既に、「御触れ」を見て集ってきた冒険者達の人だかりが
あった。そこで私は、真正面は避けつつも最前列に立った。
ザー女王陛下が、姿を御見せになられた。
私は、クリスと盾を握り締めて叫んだ。
カルロス「女王陛下に敬礼!!」
ワールドニュース 「デファイラーの最期」 ブリタニア暦366年8月4日
全てはこのためだった。
ザー(Zhah)は深呼吸をし、側にあるポーチに手を伸ばした。ビンを取り出し、中の暗く濁った液体を見つめた。その見た目は、臭いと同様胸が悪くなるもので、味についても同様であることは想像に難くなかった。様々な素材が儀式を通じて混ぜられ、この液体となったのだ。そして、あの古文書が正しければ、デファイラー(the Defiler)を護っている不活性化シールドを破壊するための一時的な力をこの液体から得られるであろう。
覚悟を決め、彼女はコルク栓を抜いて瓶を唇へ押し当て、ごくりと飲み込んだ。薬は不愉快極まりなく、反射的に吐き出しそうになった。しかし一滴も余さず飲み干すと、ビンを地面に投げ捨てた。薬の効果が現れ始めるにつれ、彼女の体の中を暖かいものが流れていった。力が体中を駆け巡り、ほとんど酩酊に近い意識の中で、自らの強さが増幅されるのを感じた。
時は来た。
前へ踏み出して杖を掲げ、囚われのデファイラーへ向けた。彼女と共に戦うことを決心した冒険者たちによる小さな軍勢は、皆緊張し、戦いに備えた。
ザーは内なる力を呼び起こして放った。それはツタのようにスルスルと伸び、セレスタス(Scelestus)とザーの娘を捕えている停滞呪文と彼女を繋いだ。停滞呪文が脆くなっていることを感じとり、辛うじて間に合ったのだと悟った。到着があと少しでも遅れていたなら、デファイラーはこの牢獄を破り、ボイド(the Void)に戻って回復しながら次の襲撃の計画を練っていたことだろう。
送りだした力のツタが適切な個所に繋がっていることを確認してから、ザーは精神を集中し、停滞呪文を全力で引き寄せた。大きな破裂音と粉砕音が小さな島全体に響きわたり、残されてなんとかまとまっていた牢獄の破片は完全に砕け散った。そこにあった二つの動かぬ姿は、いまや激しい怒りを燃やしつつもまだぎごちない動きのデーモンと、意識朦朧とした女性ガーゴイルに変わっていた。ザーはリスタ(Rhista)に走り寄りたいという衝動を必死に抑え込んだ。まだ待つ必要がある。
突然の呪文の崩壊でショックを受けたデファイラーは、首を回してザーを睨みつけた。唸り声をあげながら、腕を持ち上げ、ザーを指さした。
「貴様……。この愚かな虫けらが! 貴様は女王ごっこを楽しんでいればいいものを。所詮、貴様のしたことなど、当然の結末をほんの少し先送りにしたに過ぎん。千年かけてじっくり考えた方法で貴様を料理してやるとしよう」
ザーは頭を振った。その目には確信が満ちている。
「それはどうかしらね。その虫けら並みに弱くなっても、そんな口を叩けるのかしら?」
デファイラーが答えるより早く、ザーは再び杖を掲げ、まっすぐ彼に向けた。全身全霊で、実に美しい紫の稲光を放ち、叫んだ。
「In Vas Mani Hur!」
反応する余裕も与えず、突如として紫の光がセレスタスを包み込んだ。その光は全身を覆いつくし、古代の儀式によって強化された浄化呪文がゆっくりとシールドを侵食するにつれて、デーモンの体はキラキラと輝いた。この呪文の反応が完了するまであまり時間がかからないことはわかっていたので、ザーは素早くリスタの側に駆け寄った。
リスタはまばたきをし、ザーをじっと見上げた。
「お母様?」
ザーは微笑んだ。
「そうです。私ですよ。立てる? 歩ける?」
「た、たぶん」
「いいわ。では急いで」
うなずくと、リスタはザーの助けを借りて立ち上がった。ガーゴイルの女王が短く言葉を唱えると、二人の眼前にポータルが開いた。
「リスタ、行きなさい。プルギロヌス(Prugyilonus)と護衛長が待っているわ。あなたを休める所に連れていってくれます。私も、ここを片付けたらすぐ行くわ」
王女はうなずき、いまだ浄化呪文の最後の苦悶に襲われているセレスタスをちらっと見た。リスタは恐る恐る足を踏み出し、ふらつきながらもポータルに入っていった。ザーは背後でポータルを閉じ、再びデーモンに注意を向けた。
紫の光は弱まっていき、セレスタスの苦悶は終わった。彼は、浄化呪文で焼かれた自分の腕と体を見回した。まるで生まれて初めて傷を負ったかのように、彼は驚愕の表情を浮かべた気がした。
ザーは行動を共にした冒険者たちの方向を向き、杖を頭上に掲げた。それは、彼女の力で美しく燃え上がった。
「今です! 奴はもう無敵ではありません。今日こそ、テルマー(Ter Mur)を覆うデファイラーの影を永遠に打ち払うのです!」
集団から鬨の声が上がり、戦いは始まった。
そして、デファイラー討伐隊と戦いが繰り広げられた。
そして、討伐隊は、デファイラーに打ち勝った。
ザー女王陛下と、討伐隊の冒険者達は女王陛下のゲート魔法で
ロイヤルシティに帰還した。
幾度と無く、地に伏せたが、冒険者達の支援により戦線復帰を
果たすことができたのだが
この戦いにより、私、カルロスは大きな怪我を負ってしまった。
クリスと盾で接近戦を繰り返していたが、怪我を負ってしまい
後方支援として、弓で攻撃していた。
戦いが終わり
私は、静養の為、ロイヤルガード調査官の事務所を後にし
久しぶりに、フェルッカ霊性の神殿に佇む旧家に帰省する事にした。
ザー女王陛下(Zhah the Gargoyle Queen)は、あれから何度も古文書を読み返しておられる。プルギロヌス殿(Prugyilonus the Advisor to the Qeen)がお声掛けしているというのに、陛下はそれに気付かれていない。それほど、あの古文書に集中しておられるということなのだろうか。
私には、そうは思えない。私の目には、陛下はどこか上の空で、まったく別のことを考えておられるように映る。陛下の視線は、古文書へ向けられている。しかし、視線の先は古文書を通り過ぎ、その先の冷たく光る石の床を捉えているように見えるのだ。
あの不気味な光を放つ床には、いったい何が映っているのであろうか。私も、同じように床を見つめてみたが、そこにはランタンの明りをわずかに返すことしかできない、粗末な鏡があるだけであった。
しかし、役目を放棄したあの鏡に何が映っているのか、私には分かるような気がする。
今まさにデファイラー(the Defiler)打倒の準備が整おうとしている。千年もの長い間、陛下は多くのものを犠牲にされ、このときに備えてこられた。いよいよ、リスタ様(Rhista the Gargoyle Princess)との再会を果たすときが来たのだ。
リスタ様の瞳に映るものは、いったいどのような顔をしているのだろうか。
王宮神秘術師
私は、久しぶりにコンタクトが取れた仲間の一人と瑞穂の事務所で話をしていました。
彼は、今はチェサピークで任務中の調査官の一人。
デファイラー(the Defiler)打倒のときは来た。ついては、デファイラー討伐へ向かわれる
ザー女王陛下(Zhah the Gargoyle Queen)と共に行動する者を募集する。
との御触れを見て彼も駆けつけたのだ。
私は、テルマー、ロイヤルティ王宮 王座の間に来た。
既に、「御触れ」を見て集ってきた冒険者達の人だかりが
あった。そこで私は、真正面は避けつつも最前列に立った。
ザー女王陛下が、姿を御見せになられた。
私は、クリスと盾を握り締めて叫んだ。
カルロス「女王陛下に敬礼!!」
ワールドニュース 「デファイラーの最期」 ブリタニア暦366年8月4日
全てはこのためだった。
ザー(Zhah)は深呼吸をし、側にあるポーチに手を伸ばした。ビンを取り出し、中の暗く濁った液体を見つめた。その見た目は、臭いと同様胸が悪くなるもので、味についても同様であることは想像に難くなかった。様々な素材が儀式を通じて混ぜられ、この液体となったのだ。そして、あの古文書が正しければ、デファイラー(the Defiler)を護っている不活性化シールドを破壊するための一時的な力をこの液体から得られるであろう。
覚悟を決め、彼女はコルク栓を抜いて瓶を唇へ押し当て、ごくりと飲み込んだ。薬は不愉快極まりなく、反射的に吐き出しそうになった。しかし一滴も余さず飲み干すと、ビンを地面に投げ捨てた。薬の効果が現れ始めるにつれ、彼女の体の中を暖かいものが流れていった。力が体中を駆け巡り、ほとんど酩酊に近い意識の中で、自らの強さが増幅されるのを感じた。
時は来た。
前へ踏み出して杖を掲げ、囚われのデファイラーへ向けた。彼女と共に戦うことを決心した冒険者たちによる小さな軍勢は、皆緊張し、戦いに備えた。
ザーは内なる力を呼び起こして放った。それはツタのようにスルスルと伸び、セレスタス(Scelestus)とザーの娘を捕えている停滞呪文と彼女を繋いだ。停滞呪文が脆くなっていることを感じとり、辛うじて間に合ったのだと悟った。到着があと少しでも遅れていたなら、デファイラーはこの牢獄を破り、ボイド(the Void)に戻って回復しながら次の襲撃の計画を練っていたことだろう。
送りだした力のツタが適切な個所に繋がっていることを確認してから、ザーは精神を集中し、停滞呪文を全力で引き寄せた。大きな破裂音と粉砕音が小さな島全体に響きわたり、残されてなんとかまとまっていた牢獄の破片は完全に砕け散った。そこにあった二つの動かぬ姿は、いまや激しい怒りを燃やしつつもまだぎごちない動きのデーモンと、意識朦朧とした女性ガーゴイルに変わっていた。ザーはリスタ(Rhista)に走り寄りたいという衝動を必死に抑え込んだ。まだ待つ必要がある。
突然の呪文の崩壊でショックを受けたデファイラーは、首を回してザーを睨みつけた。唸り声をあげながら、腕を持ち上げ、ザーを指さした。
「貴様……。この愚かな虫けらが! 貴様は女王ごっこを楽しんでいればいいものを。所詮、貴様のしたことなど、当然の結末をほんの少し先送りにしたに過ぎん。千年かけてじっくり考えた方法で貴様を料理してやるとしよう」
ザーは頭を振った。その目には確信が満ちている。
「それはどうかしらね。その虫けら並みに弱くなっても、そんな口を叩けるのかしら?」
デファイラーが答えるより早く、ザーは再び杖を掲げ、まっすぐ彼に向けた。全身全霊で、実に美しい紫の稲光を放ち、叫んだ。
「In Vas Mani Hur!」
反応する余裕も与えず、突如として紫の光がセレスタスを包み込んだ。その光は全身を覆いつくし、古代の儀式によって強化された浄化呪文がゆっくりとシールドを侵食するにつれて、デーモンの体はキラキラと輝いた。この呪文の反応が完了するまであまり時間がかからないことはわかっていたので、ザーは素早くリスタの側に駆け寄った。
リスタはまばたきをし、ザーをじっと見上げた。
「お母様?」
ザーは微笑んだ。
「そうです。私ですよ。立てる? 歩ける?」
「た、たぶん」
「いいわ。では急いで」
うなずくと、リスタはザーの助けを借りて立ち上がった。ガーゴイルの女王が短く言葉を唱えると、二人の眼前にポータルが開いた。
「リスタ、行きなさい。プルギロヌス(Prugyilonus)と護衛長が待っているわ。あなたを休める所に連れていってくれます。私も、ここを片付けたらすぐ行くわ」
王女はうなずき、いまだ浄化呪文の最後の苦悶に襲われているセレスタスをちらっと見た。リスタは恐る恐る足を踏み出し、ふらつきながらもポータルに入っていった。ザーは背後でポータルを閉じ、再びデーモンに注意を向けた。
紫の光は弱まっていき、セレスタスの苦悶は終わった。彼は、浄化呪文で焼かれた自分の腕と体を見回した。まるで生まれて初めて傷を負ったかのように、彼は驚愕の表情を浮かべた気がした。
ザーは行動を共にした冒険者たちの方向を向き、杖を頭上に掲げた。それは、彼女の力で美しく燃え上がった。
「今です! 奴はもう無敵ではありません。今日こそ、テルマー(Ter Mur)を覆うデファイラーの影を永遠に打ち払うのです!」
集団から鬨の声が上がり、戦いは始まった。
そして、デファイラー討伐隊と戦いが繰り広げられた。
そして、討伐隊は、デファイラーに打ち勝った。
ザー女王陛下と、討伐隊の冒険者達は女王陛下のゲート魔法で
ロイヤルシティに帰還した。
幾度と無く、地に伏せたが、冒険者達の支援により戦線復帰を
果たすことができたのだが
この戦いにより、私、カルロスは大きな怪我を負ってしまった。
クリスと盾で接近戦を繰り返していたが、怪我を負ってしまい
後方支援として、弓で攻撃していた。
戦いが終わり
私は、静養の為、ロイヤルガード調査官の事務所を後にし
久しぶりに、フェルッカ霊性の神殿に佇む旧家に帰省する事にした。
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