「オーダー・カオス戦争」
と
「オフィディアンの侵攻とベインの選民」
という歴史があったのだが先に話をした
オーダー軍とカオス軍の間で「不均衡戦争」と呼ばれる大戦が勃発後
長い膠着状態の末、最終的にカオスサーペントが倒されオーダー軍が勝利した。
しかし、この先には継続された調査により明らかになった話の続きがあり
「死んだカオスサーペントの魂が分裂して3体の悪霊「カオス・ベイン」を生んだ」という。
そして、更に2年後、突然ブラックソーンが姿を現した。
ブラックソーンとカオス軍とベインの選民・・・。
これらの一連の歴史を振り返り紐解いていくと今回、ブラックソーンが
現れた事は偶然ではなく何かしらの陰謀が動いてるのかもしれないという疑
惑が私は拭いきれない。
ではブラックソーンは消えてから今までにどこに身を隠していたのか?
という疑問が君にも浮かび上がってくることだろう。
数年もの間誰の目にも触れられなかった。
そこで私カルロスの調査官としての経験から導き出された推論なのだが
「ベインの選民の蜂起」が起きる前月の5月に発表した
私が書いたブリタニアの空に存在する異空間ゲートについてま
とめた集大成の著書「真理の扉 -完全版-」
にもブラックソーンの理論に少し触れたことがヒントになるのだが
「エセリアル空間への移動」についても
ブラックソーン本人が以前に発表していることから、
私はブラックソーンが消えてから今までを何らかの方法で自らを
エセリアル虚空間に滞在させていた可能性が高いであろうと推測している。
これから先に、何が起きるのか、混沌、カオスの象徴であった魔法使いブラックソーン
やはり、訪れるものは混沌なのか...今後も注視していきたい。
君の近くで物騒な出来事が起きないことを祈りたいと思う。
ブリタニア歴367年 11月某日
ロイヤルガード調査官 カルロス