忍者ブログ
UO
| Home | About | その他 | 初めての方はコチラ | 調査報告書 | 活動報告書 | 酒場の紹介 | ロイヤルガード調査官【募集】 | お店情報 | その他RolePlay活動 | Other |
[114]  [113]  [112]  [111]  [110]  [109]  [108
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ブリタニア歴373年 10月22日




親愛なる古き友へ



黄金色の稲穂のそよぐ実りの秋になってきたが
お変わりないだろうか。

以前、手紙にも書いていたと思う話に進展があった。

潜入調査で得たslimの面頬とエクソダス討伐した際に得たKryssを
預けていた息子がようやくトラメルのYewにて見つかった。

情報提供者は、ブリテインの遊び人の青年だったのだが
命を狙われているということで急ぎYewに赴いた。

有ろうことか、息子はPKギルドに加入しておった。


しかしながら私の姿が目に入るなり面頬を外し帯刀していた
Kryssを解き未練が無いようなあっさりと私に渡してきた。

一言「すまない」と。


その後、詳しく話を聞いた。
息子はこう、話始めた。

「武具を預けられた時は、珍しい武器や防具だとしか思わなかった。

しかしその武具を持ち歩いていると次第に
その武具が持つ強大な魔力に侵されていくんだ。

次第に、振り回してみたい、斬ってみたい
突いてみたいという欲求に日々駆られた。

俺も次第に使ってみたいという欲求に我を忘れて
しまう事が増え、武器を振るった時にはもう親父殿の
元から離れていた。

その時になって黙って姿を消したことの衝動を
意識することが出来た。

戦場を駆けていた経験がある者が強大な力を持った
武具を持つと喜んで使うに決まっている。

目の前にそんな強力な武器があったら使わなくても
段々心が荒れて自分でも信じられないような行動を
してしまったりする。

そういう悪魔みたいな力が「武器」にはあるんだ。

そしてまたSLにいた頃のような殺伐とした日々が
戻ってくるのを期待して俺はPKギルドに加入した。

だが、殺伐とは無縁のギルドで日々の戦闘で
次第に意欲が薄れた。

そして気付いた。「もう昔みたいには戻れない自分に」
それから、息子はPKギルドから脱退しその数日後
私達の前から姿を消した。




PR
リンク
フリーエリア
ブログ内検索
カウンター
Powered by Ninja Blog Template by CHELLCY / 忍者ブログ / [PR]